ワインでパン飲み Le Supreme Ⅱ

こんにちは、タブリエリーダーの山本です。

前回に引き続き 名古屋市中村区栄生の Le Supreme(ル・シュプレーム)さんです。今回はパンをちょっとアレンジして、1人パン飲みの楽しみ方をご紹介。

◆パン・オ・レ(上) クープが美しい!ミルクで仕込んだほのかな甘味のセミハードパン  ◆栗とカシス(下)ゴロゴロと栗とカシスが入っていて甘さと酸味があるハード系

今回はチーズとスパイスを使ってアレンジです。

‘栗とカシス’は優しい甘味と生地に酸味があるので、そこにクリーミーなコクをプラス。マスカルポーネ ハチミツ ピンクペッパー。ピンクペッパーは辛味は弱く、ピンクの色と香りがアクセントになります。  

‘パン・オ・レ’はミルクの甘さがあるので、塩味を足したく、クセの少ないブルーチーズとベーコン。そしてシナモン。シナモンがあると全体的に味の深みが増してワインには合う。苦手な方は無しでも大丈夫ですよ。ちなみにブルーチーズが苦手な方はカマンベールで代用可。パンの美しいクープ部分はサックリしいて、すごく良い食感のアクセントです。

奥のピックをさしたパンは、◆パリジャン・ソシソン ウインナーと粒マスターとをバケット生地で包んでいます。それを一口サイズにカット。実際は長くて20cm近くあります。


合せたワインはジャケ買いのフランスロワールの赤(ピノ・ノワール)。「フランスの庭園」と呼ばれ古城が点在する美しいロワール地方は、フレッシュな味わいが楽しめるワインも多い地域。今回の赤は、フルーティーな可愛い苺というより、少し酸味のあるチェリーやラズベリーのような印象。果実味感はしっかりしてるけど、重たくないので家飲みに合わせやすいワインですよ。

そして目にとまったエチケットのイラストは「星の王子様」がモチーフ。ワイナリーの4代目が自身のお子様の誕生を待ちながら「星の王子様」を読み返したことがワイン造りの改革のきっかけとなり、ぶどうを減農薬方法で栽培することにチャレンジすることになったそうです。

バケットとワインだけでも十分美味しいですが、ちょっとアレンジすることで味わいも深くなり、また違った美味しさが楽しめます。シュプレームさんには他にもワインに合わせたいパンは沢山あるので、またご紹介できたらなと思います。

そして最後に、心に残ったオーナー渡辺さんのお言葉です。

パン屋にとって大切なこと! それは 「 続けること 」

 結果は直ぐに出ない。ダメだからといって諦めるのではなく、とにかく続けていくことが大切。若いスタッフさんに伝えているそうです。続けていくことで結果が見えてくることがある。とてもシンプルだけど深い言葉に渡辺さんが作られるパンに思いを感じるとともに、パンをより大切に美味しく頂こうと思いました。

お店:Le Supreme. (ル・シュプレーム)

住所:名古屋市中村区栄生7-8

電話:052-471-3667

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