こんにちは。
フードオフィスタブリエ代表 後藤です。
晴れ間には入道雲が覗く季節、梅雨明けを心待ちにしています。食欲がなくなりがちな季節は、色鮮やかな夏野菜を取り入れたり、喉ごしを柔らかく。
食を生業にしている私たちは、毎日の暮らしから紡がれていると感じています。自分を健やかに保つ食事、大切な人へ贈る食事、どんな食卓のシーンも大切にしていきたい。飾ることではなく、思いを届けるために彩る、そんな仕事を届けていきたいです。
今回は、私の思い出の一品「冷製茶碗蒸し」をご紹介します。
実はちょうど昨年7月6日は私の大好きなおばちゃんが亡くなった日です。
おばちゃんの息子さんと私は幼稚園2年間 小学校4年間 中学2年間 高校2年間となんと同じクラスでした。
私と彼とのご縁は全くなかったのですが(笑)母とおばちゃんはその長い月日でママ友を通り越し 姉妹のように仲良くさせていだきました。
おばちゃんは京都市中京区生まれの生粋の京女で「京女のグルメ おしゃれ プライドの持ち方」とすべて私のあこがれでした。
入院で点滴しかできない中「うなぎが食べたい。お寿司がたべたい」と言っていたおばちゃんに
嚥下が困難でも せめても召し上がって頂こうと作ったのがこの「冷やし茶椀蒸し」です。
利尻昆布と美味しい鰹節でしっかりとお出汁をとり淡口醤油で味をつけ、卵1に対してだし4でふるふるに固めて冷やしました。お口をさっぱりさせる為ほんの少しのたたいた梅肉を。
「かをりが作ったものは美味しい。。。」と言ってくれたおばちゃん。
今日はお世話になった感謝を込めてこのブログを書きます。
さて先日、新型コロナウイルス感染予防対策として延期していたフードコーディネーター養成講座「アルティザン」第二回目を行うことができました。一定の距離を保っての講義でしたが、久しぶりに皆さんにお会いでき、日頃の活躍ぶりもうかがい嬉しい限り。私もたくさん刺激をいただきました。
第二回目のカリキュラムは「スタイリングやメニュー開発に必要な料理の基本的な知識や決まり」でした。
- 日本料理の盛り付けと器とルール
- 中華料理の盛り付けとルール
- 洋風料理の盛り付けとルール
- ドリンクの基本的な知識とグラスの種類
器に関しては、実際に目で見て、手で触れてみることが一番!と、たくさんの器を用意しました。なかなか日頃は扱う機会のない少ない器を手に取ることができ、日本料理の奥深さや趣も感じられたのではないでしょうか。それにしても、器って本当に素敵〜。料理のルールは多岐に渡っているので、一回の講義では伝えられないくらいです。ひとまず仕事をしていく上で、知っておくべきことに重点を置いて盛りつけ方とルールを3時間に渡りお話ししました。
次回は7月18日(土)の「カタログフードスタイリング」について。フードコーディネーターとして、細かなスキルが求められますが、プロとしてやりがいのある仕事です。途中からの参加も受け付けていますので、興味のある方はエントリーください。詳しくは講座のカリキュラムをご覧ください。
フードオフィスタブリエとして、嬉しいご報告がひとつ。フードコーディネーターとして一緒に働く新しいパートナーが増えました。管理栄養士として、レシピ開発やセミナー・料理講師として既に活躍している岩崎小百合さん。太陽のようにパワフルな笑顔が魅力的な彼女は、食のシーンをますます明るく彩ります。アルティザン講座の生徒でもある彼女を、今後もサポートしていきたいと思います。詳しくはスタッフページをご覧ください。